Wednesday, October 04, 2006

習字の先生

またまた、更新を怠っておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。この2週間、違うプログラムで3日間のうちに2つのコンサートをこなさなくてはいけなく、結構しんどい思いで頑張っておりましたが、その2つのコンサートも無事に終わりほっとしてます。その2つのコンサートは、(色々課題は見つかりましたが)気持ちよく演奏できた、いい演奏会でした。企画してくれた人も、コンサートに対して非常に熱心だったし、2つめのコンサートで共演したフルート奏者の方とは、回を重ねる度に色んな発見があり、非常に勉強になりました。この2週間の目玉とも言えるイベントが2つもあったのですが、それよりも自分の心にもっと沁みこんだ、こんな出来事もありました。

その一つ目のコンサートの前日に、突然家の親から泣いて電話が来たんです。良くないことでも起こったのか、っとはじめはびっくりしたのですが、どうやらうれし泣きでの電話でした。よく内容を聞いてみると、どうやら今年の8月に亡くなられた、僕が小学校時代から非常にお世話になっていた習字の先生が、遺志で僕に多額の寄付をくれたという内容でした。そしてその電話後、その寄付をいただいた際に、先生の娘さんが添えてくださった手紙を家の親がFAXしてきました。
コンサートもあり、その手紙をじっくり読む時間が無かったのですが、今日改めて読んでみて、その先生の温かさに、何とも言いようのない気持ちにさせられました。「何で俺、もっと先生に会いに行かなかったんだろう。」その手紙の内容は、先生が音楽家として生きていくことの大変さ、海外生活の苦労を思い、そのお手伝いを出来れば・・・というようなものでした。
その先生は、会えばいつも笑顔で優しく俺を見ててくれて、そして思春期を迎えていた僕はその笑顔や優しさが何だか照れくさくて、恥ずかしくて、そしてうまく素直になれなくて。。。アメリカに留学してから、一度先生のご自宅にお邪魔した際には、そんなころの話題で、2時間近くお話したのは今でも記憶に新しいくらいです。その時間をもう一回でも作っていたら。。。先生のことを思うと、後悔の念が湧いてやみません。

そして、せめてその先生の追悼式には参加したいと、先日日本行きのチケットを予約しました。

2 comments:

吉田ミカ said...

素晴しい話で感動しました・・。
習字の先生は、布谷君の成功を心から喜び・・そしてこれから益々活躍することを本当に望み・・応援してられたのですね・・。
これからもっともっと頑張らなくっちゃ!!!良かったですね。私も自分の事のように嬉しいです!吉田ミカ

Fumito said...

吉田ミカさん、

書き込みありがとうございました。ご無沙汰していて、失礼しました。お元気でしたか?

習字の先生がそんなに僕のことを思ってくださっていたなんて、思ってもいなかったことなので、何だか非常に複雑な思いです。しかも、先生はもうこの世にいらっしゃらないし。。。人との出会いと別れって、人生を深くするもの、意味深くするものだって何かで聞いたことがありますが、それがどういうことなのか何となく分かる気がしました。

NYのコンサート、楽しみにしてますね。