Sunday, December 30, 2007

出会い

またいつものように長い間更新をしていませんでした。いつもブログの始まりが謝罪なので、ブログを見てくださってる皆さんも、もうそろそろ更新をしない自分に慣れてきてますよね。

さあ、開き直って。

今年ももう残すところあと2日ですね。今年も本当に色々なことがありました。

何よりも、「出会い」の多かった一年だったと思います。出会いは新しいところに行ったり、新しいことをしだすと、常にどこにでもあるものですが、その出会いというのは必ずしもすべてが心の奥底に入りこんでいくものではありません。ですが、今年の出会いは特に心に残るものばかりで、その人と交わした会話や、ときにはその人の人柄まで鮮明に覚えています。そんな人の出会いで、今年は自分をもっと人間らしく、そして成長するきっかけを与えてくれました。
その中から11月の日本での出会いをちょっと取り上げますね。

身内ごとですが、今年の11月に家の兄が結婚しました。我が家初の結婚式準備で、両親・兄はそうとうアワアワ・カリカリしていたんじゃないでしょうかね。(こういう時に、アメリカに住んでて良かったなあって思うのは、親不孝ものだからですかね。)そんな両親・兄が結構色々なことで神経を使った甲斐があり、身内の俺が言うのもなんですがその結婚式は素敵なものになっていました。何よりも、兄の奥さんになる方(っていうか俺の姉さんって言うんですよね)、凄い綺麗な人なんです。ドレスで登場したときなんか、俺興奮。「兄さんも、結構やるなあ」って思いましたね。
話は本題に。。。
そこで出会った兄の会社の社長。この方の人柄というか、存在感には本当に驚きました。社長と言うと、友達なんかの話を聞いてて自分の中ではステレオタイプが出来上がっているのですが、この方は見事にその型を破ってくださりました。今の世の中、会社の話で人からいい話を聞くことってあんまり無いのですが、この方は会社を愛し、仕事を生きがいとし、自分の立場に責任を感じながら、部下とはきちんとした人間関係を築きあげていっており、家の兄は本当に幸せ者だなと、そして安心感すら覚えました。こんな社長がいる会社に兄がいることに、ちょっと誇りさえ感じた時でしたね。(って、言いすぎでした。)
そして結婚式の2次会では、普段会うことのない兄と姉さん(って呼ぶの、まだ慣れないです)の友達と飲みました。これがまた楽しいかったぁ。久しぶりに会った俺の弟も参加し、姉さんの友達とは何だか気があって、3次会でかなりワイワイ騒ぎました。一年に一回だけ、僕は凄い飲むんですが(量、半端でないです)、それがその時でしたね。一年分飲みました。

そしてアメリカに帰る前々日には、地元で秋田県吹奏楽連盟の役員の方々、県内の吹奏楽部顧問の先生方の集まりがあり、そこでとある方(フルートのMさんとでもしておきますか。)と指揮のS先生お力で、その集まりで演奏させていただくことになったんです。
とにかくマリンバという楽器は知名度も低ですし、実際に演奏を聞かないと分かってもらえない楽器なんです。そんな訳で、このフルートのMさんのお力・行動力というのには、この上なく感謝しております。ありがとうございます。
という訳で、僕の名前は新聞やテレビで観ましたというような先生が初めて生で僕の演奏を見てくださることになり、その演奏のための準備は素晴らしいといえるほど出来ませんでしたが、一生懸命演奏しました。結構無我夢中で演奏しましたね。だって、考えてみたら会場の全員が音楽家なんですもん。何かオーディション会場にいるような気さえもしました。
その演奏後の反響には、これまた涙もの。。。音楽やってて良かったなあって思えるようなコメントを、吹奏楽コンクールの全国大会常連校の先生からいただいたり、共演のお話をいただいたりと、一気に疲れきっていた心のエネルギーは、満たされた気がしました。

まだまだ書きたいものがたくさんあったのですが、全部書いたらこのブログのページが全部埋まってしまいそうなのでこの辺で11月のは終わりにしますね。

それで年末の極め付けがあるんです。

話はさかのぼること、2006年の6月に日本行きの飛行機で出会った叔母様の話。あの叔母様に、「東京での演奏会があったら、お知らせくださいね」ということで、今年の9月にあった東京でのコンサートのお知らせを出したんです。そしたらその演奏会に、演奏会のチケットの何倍はするだろうチョーでかいゴディバの贈り物を持って来ていただいたんです。僕の演奏後にすぐに帰ってしまったということで、次の日に演奏会の感想を電話で頂き、まずそこでウルウル。そのウルウルを、お礼を兼ねてアメリカから手紙でお伝えしなければと思っていたのに、忙しさにかまけて早一ヶ月ちょいが過ぎた昨日、また年末のご挨拶のお手紙ということでその方から葉書が届いていたんです。あの手紙をいただいた瞬間は嬉しくてしょうがなかったんですが、2,3分して冷静になって考えて、今度は自分の筆不精振りに頭にきましたね。しかもかなり。。。頭に来すぎて、しょげちゃいました。山から谷に落ちる感じですね。
その手紙を読んで、これまたウルウルし、心にエネルギーが注がれました。今度こそ、手紙書きます。

来年の抱負は、「筆まめになる」です。って、筆不精を何年もやっている俺が何言っているんだろう、って思う人、このブログを読んでくださっている人の中にいるはず。。。テストで0点の人が、次は100点取るって言ってるのと同じですもん。

しかも、「筆まめ」を漢字で書くと「筆忠実」。漢字で書くと何か重い言葉だなあ。。。

とにかく、頑張りまーーーす。

それでは、良い新年をお迎えくださいませ。そして来年も布谷史人の応援、今後もよろしくお願いします。