Monday, May 11, 2009

2009年1月・2月

皆様、どうもご無沙汰しております。5月9日に母校の大館高校吹奏楽部と共演をしたのですが、その演奏会後に部員の一人に「布谷さん、ブログ更新してください。」と言われてしまい、更新の決意をしました。

ブログでお伝えしたい事は山ほどあって、しかもそのための写真も用意してあるのですが、中々パソコンに向かってゆっくりブログ更新という気にならないんですよね。俺、夏休みとか冬休みの宿題を、休みが終わる2,3日前からはじめるようなやつだったんですが、こういう所に出ますね。恥ずかしい・・・
折角こういうページがあって、観てくださっている方がいるのに、失礼いたしました。

去年の12月振りですので、俺の活動内容の報告させてください。

1月下旬にMagic Marimba Festival(魔法のマリンバ・フェスティバルって、俺に似合ってかわいい名前でしょう?)に行ってきました。率直な感想は、暑かった・・・。っていうか、真夏日並みです。1月のボストンの気温は0度。1月のフロリダの温度は25度以上。週末だったこともあって、帰りの飛行機はバカンスで遊びに来ている人でにぎわってました。この温度じゃあ、北の人はそういう気分になるよね。俺も、ビーチでピーナカラーダ片手に、夕日を眺めたかったなあ。

写真は本フェスティバルのホストしている大学、University of Southern Floridaの教授Robert McCormick先生とその生徒さんです。この大学にお邪魔するのは2回目なんですが、先生もいい人だし、それに伴ってなのか生徒もみんないい人ばかりです。天気もずっとよかったし、ここの地にいると人間変われそうです。

さあ、2枚目3枚目のお写真は、1月下旬にボストンのラジオ局WGBHであった朝のクラシックのショーの前の、サウンドチェックの様子です。

この一枚目の写真はサウンドチェックのはじめのころ。




そしてこれが、後の写真です。マリンバとピアノの間に壁を作っている様子です。これには俺、マジびっくりでした。最初はピアノのマイクにマリンバの音がかなり大きく入ってしまうとの事で、マリンバをどんどんピアノから離し、それでも駄目ということで、壁の一段目を築き上げ、それでも駄目ということで2段目の壁を立てている所です。

結局は壁が邪魔でピアノ奏者と目でコンタクトを取るのがやっと。大変だったけどリスナーにいい音で聴いてもらうためならやるしかない、ということでこれで本番を迎えました。

今回のこのライブの演奏が、ニューイングランド地方はもとより、インターネットを介して世界のクラシックファンに発信しているということもあり、かなり緊張していたのですが、それより何より緊張していたのが今回のショーの司会Cathy Fullerさんとの会話。

もちろん英語ですよね。しかも、結構高度な会話。

時間はあまりなかったのですが、出来る限り曲のこと、作曲家のことを勉強しました。でもいざ本番となると駄目でしたね。。。相当緊張してしまい、「My name is Fumito. I like orange. I am Japanese. Thank you.」状態。ひどいというか、穴があったら2,3日入りたかった。。。ショーでの演奏も反省すべき点は多々あったんですが、それよりなにより自分の英語力にかなり落ち込みました。

若い衆の皆さん、英語は若いうちにやっておいたほうが絶対いいですよ。

実は俺、この司会者のファンでこのラジオショーをよく聴いていて、「自分もいつかソロで出演できたらいいなあ。」と密か思っていたんですが、こんなに早く夢が叶うとは思ってもいなかったので、今考えるとこの番組に出演した自分は褒めてあげないと、と思います。この次があるのであれば、もっと英語頑張ります。


この写真は2月上旬に、カリフォルニア州であったSouthern California Percussion Ensemble Festivalでの、俺のマスタークラスの様子です。クラスに登録してくれた人数は75人。主催者の方にも、「史人はこっちでも有名人ですよ。」だって。嘘おっしゃい、って突っ込みましたが。

このマスタークラスへの参加人数は、主催者の働きかけのお陰の賜物です。

今回のカリフォルニアへの旅、実は人生で始めてのアメリカ西海岸の旅だったんです。色んな人から、「カリフォルニアの人はフレンドリーで、食べ物も美味しいし、天気はいい」って聞いていたんですが、ホントその通り!と言いたいところだったんですが、最初の2つは本当だったけど、最後の1つはまったくの嘘。俺が滞在していた5日間すべて雨。俺の生徒に、「雨男」って言ってたことあるんですが、さすがに今回は反省しました。

このフェスティバル、主催者はもちろんのこと(なんと25歳の日本人の若者)、そしてその主催者をサポートしている先生方やボランティアの人すべてがいい人で、生徒さんももちろんいい人。アメリカのいい人集まれフェスティバル、って感じで、とにかく最初から最後まで温かいフェスティバルでした。フェスティバルのメインとなっている、高校生の打楽器アンサンブルクラブ(アメリカには結構あるみたいなんです。)の皆の演奏で感動し、涙を流し、色んな人との交流もでき、自分の心はまさに癒されまくり。そんな人達の前で演奏が出来るというのは本当に幸せで、自分の体はボストンとカリフォルニアにある3時間の時差による時差ぼけで最高に疲れてたんですが、精一杯の気持ちを込めて演奏させていただきました。お客さんは盛り上げ上手で、演奏してて楽しかったです。

ボストンにいると、アジア人ということでちょっと浮いた感というか、アメリカはやっぱり白人の国だよなあ、って感じるんですが、カリフォルニアにはアジア人人口が多く、今回のフェスティバルでもアジア人が半分、その中に日本語があまり話せない日本人もいたりして、あれここアメリカだっけ?って思う場面が何度もありました。でも、そこに何か心地よさを感じていたのも事実です。

今回の旅は、かなり思い出に残る旅でしたが、まったくプライベートの時間がなかったので、次回はしっかり観光もしたいと思ってます。


と言う感じで、また近いうちに3月・4月・5月の活動報告いたしますので、また覗いてやってくださいね。