Monday, January 29, 2007

痛い・・・

遂に2日前、ボストンはマイナス20度の日を迎えました。そういう特に寒い日って、家の窓から空を見ると気持ち良いくらいの晴天なので、これまた寒さが憎たらしいんです。マイナス10度くらいを超えると、「寒い」じゃなくて「痛い」なんですよね。この前のマイナス20度は、外を歩くと耳が凍ってくるのかとっても痛いし、それに加えて風が吹いたときには、呼吸困難ってこんな風なのかなって思うくらい、呼吸が一時的に出来なくなるんです。

でも、これが本当のボストンの冬なんですよね。今年の冬はちょっと暖かすぎて、怖かったくらいなんで少し安心です(嘘かも。。。)。

思い起こせば3年前の冬、ボストンはマイナス30度位の日が1週間くらい続いて、外出警報が出されて、学校が休みになってになった日もあったなあ。部屋のヒーターは寒すぎてきかなかったし。それを思えば、こんなの何ともないんですけどね。

そしてさらに思い出すこと6年前の冬、俺が山形大学(以下「山大」です)4年生のときの話です。(話繋げ過ぎですかね。まあ、読んでやってください。)山大は土日になると、いくら寒い日でも暖房が入らないんです。でもその4年生の冬に挑戦していたコンクールがあって、どうしても練習をしなきゃいけなく、小さな電気ストーブで手を暖めながらよく練習してました。自分の手は暖かくても、部屋が寒いのでマリンバは氷の様に冷たくて。。。
コンクールの一週間ほど前の週末も、いつもの様に頑張って練習していたんです。そしたら鍵盤から「ピキピキピキ」って、聞いたことも無いような音が、その音板を叩くたびに聞こえてくるようになったんです。これは何だろうと思って、確認のために普通に(ちょっと強かったかも。)叩いてみたら「バキッ!!」。。。低音の音板が割れたんです。相当ショックでした。でも、プラス思考で「練習しなきゃいけないから」って立ち直って練習再開。そしたらまた「バキッ!!」。今度は違う音。3枚目の音板を割った後に、さすがの俺も気付きましたね。「マリンバの音板は寒さに弱い」って。親に、謝罪の電話をしましたね。

そのコンクールでは、賞金をいただいたんですが、その賞金はすべて音板代にまわりました。

その同じ冬に、もう一つコンクールを受けたんですが、違う曲を演奏していたために力の加減を忘れ。。。このコンクールのために、今度は音板、3,4枚は割りましたね。そのコンクールの賞金も、全部音板に。さすがにこの時は、家のお母さんから労いの賞与をもらいましたが。。。

それを思うと、今おかれてある、暖房の自由にきく環境に感謝してます。みなさんも、冬は暖かく過ごしましょうね。

2 comments:

Anonymous said...

寒いですね~・・・マイナス20度とは「氷点下の世界を体験しよう」みたいなのがリナワールドにあったような(笑)山大はいま大幅なアスベスト工事で、L4との壁もきれいになりました。なんとコンセントまでついたんですよ!!これで暖房がっ!でも使いすぎるとすぐブレーカーがおちるのは変わらないですね。

最近は来月の演奏会のために時間に追われて過ごしています・・・練習したいけどバイトしないと生活できないみたいな(笑)それでも前向きにいきていま~す!

Fumito said...

山大(山形大学の略です。)の練習室の壁、アスベストだって聞いたとき「もう駄目だ」って思いましたね。俺が山大の学生時代、あの壁の中にある綿を鉛筆なんかでよく、ほじくって遊んでたもんなあ。。。

山大は依然として暖房が自由に効かない状態なんだね。もうすぐ冬も終わりだし、頑張って乗り越えてくださーい。